市内の金融機関で強盗訓練
伊那市荒井の日本政策金融金庫伊那支店で23日、強盗が押し入ったとの想定で訓練が行われました。 この訓練は、日本政策金融公庫伊那支店が防犯意識を高めようと初めて行ったものです。 訓練では、強盗役の警察官が店内に押し入り、現金を要求しました。 犯人役の男は拳銃で脅しながら、服装などの特徴を覚えられないように職員に後ろを向くように指示しました。 現金を持って逃走すると、職員は警察へ通報し、駆けつけた警察官に犯人の特徴などを詳しく伝えていました。 伊那警察署生活安全課の関貴宏課長は、「冷静な対応ができていた。動揺するのは仕方ないが、防犯カメラを活用するなどしてできるだけ犯人の情報を詳しく伝えることが大切」と話していました。 伊那警察署によりますと、去年は全国の金融機関で39件の強盗事件が発生していて、おととしに比べ4件増えたということです。