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中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練

70歳の唐木真澄隊長 士気高める

中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練
中央アルプス地区山岳遭難対策協会が新型ヘリで訓練

中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助訓練が17日、駒ヶ根市で行われました。 隊長で70歳になる伊那市西春近の唐木真澄さんも本格的な登山シーズンとなり隊員の士気を高めていました。 訓練は県警が導入した新機種やまびこ2号による救助方法を習得しようと、中ア遭対協が行ったものでおよそ15人が参加しました。 ヘリからワイヤーを使って下降したり、遭難した人を救助し上昇する訓練を行いました。 やまびこ2号は、これまでの1号と比べパワーが倍になるなど性能がアップしました。 その分、吹き降ろす風が強くなり救助者の足場の確保がこれまでより重要になってくるということです。 隊長の唐木真澄さん。70歳。隊員となって37年目。 2007年から隊長を務めています。 4月に県山岳協会の会長となり中ア遭対協は今月末で引退します。 今回が最後ということもあり唐木さんは訓練に参加し、隊員の士気を高めました。 唐木さんは「引退はするがこれまで培ったものを若い人たちに伝えていきたい。」と話していました。 長野県警によりますと今年の山岳遭難の件数は6日現在42件で死者は9人。 このうち北アルプスが最も多く23件で死者が5人。 中央アルプスが2件、南アルプスが1件でそれぞれ死者はいません。

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