グループホーム「もみじの家」で開所式
社会福祉法人、長野県聴覚障害者協会が、ろうあ者のためのグループホームの運営を全国で初めて始めました。 21日は、南箕輪村神子柴のグループホーム「もみじの家」で開所式が行われました。 聴覚障害者協会がグループホームを運営するのは全国で初めてとなります。 協会によりますと、2006年に実施した、県内ろうあ高齢者実態調査で、やむを得ず「知的・精神障害者施設」で暮らすろうあ者が多いことがわかったということです。 上伊那の障害者自立支援協議会など関係団体の協力をえて、この日の開所を迎えました。 式で長野県聴覚障害者協会の井出萬成理事長は「もみじの家はもっとも、みんなが安心して楽しく、自由に暮らせる家となるよう、協力していって欲しい」とあいさつしていました。 「もみじの家」は聴覚障害者が安全安心に暮らせるように、緊急時や来客などを、光を使って知らせる「フラッシュランプ」や、緊急通報用の「ボタンや電話」が全室に設置されています。 定員は6人で現在男女3人が暮らしていて、ヘルパー4人が管理者やサービス管理責任者、世話人などを担当しています。 入所者は「手話で交流ができるため、生活が楽しい」と話していました。