JA上伊那 6次産業化に向け新会社設立へ
機能性高めた「ギャバ米」を加工、販売予定
JA上伊那は、農作物に付加価値をつけて販売する6次産業化に向けた新しい会社をこの秋をめどに設立する考えです。 23日開かれた通常総代会で可決されました。 販売するのは、米に含まれるアミノ酸の一種ギャバを生かすよう加工したギャバ米と言われる白米で、上伊那産の米に機能性を高めた付加価値をつけます。 ギャバには、血圧を下げ、ストレスを緩和する効能があるといわれています。 営農部の片桐邦俊次長は、「加温・加湿でギャバを生かせる加工ができる。若い人に受けるのではないか」と話しています。 JA上伊那では、夏に関東方面などで試験販売を行い、事業の規模などを決め秋ごろに新しい会社を設立する考えです。 JA上伊那が設立発起人となり1億円を上限に出資し、政府の6次化ファンドの出資を受ける予定です。