上古田で土砂災害想定の訓練
県が今年度中に土砂災害警戒区域に指定へ
県から土砂災害警戒区域に指定される予定の箕輪町上古田で26日、大雨による土砂災害を想定した訓練が行われました。 箕輪町上古田の箕輪西小学校では町から避難勧告が発令されたとの校内放送が流れ児童が防災頭巾をかぶり、避難場所の上古田公民館に向かいました。 訓練は大雨の影響で地区内に土石流発生の危険があるとの想定で行われました。 土砂災害全国統一防災訓練として伊那建設事務所と町が行ったもので、地区住民などおよそ250人が参加しました。 災害対策本部長の平澤豊満町長も現地本部の上古田公民館に入り各部署から現場の様子や住民の避難状況などについて報告を受けていました。 上古田は今年度、土砂災害防止法に基づき県から土砂災害警戒区域に指定されることになっています。 上古田の島﨑明区長は「災害は同時多発的におこるものなので行政機関に頼るのではなく住民が主体となって自分たちを守る必要がある。」と話していました。 伊那建設事務所によりますと警戒区域では避難体制の整備が図られるということで、町の新たな地域防災マップを作成するなど住民の防災意識の高揚に努めていくとしています。