入笠山山開き 登山客で賑わう
360度のパノラマ
伊那市と富士見町にまたがる入笠山が31日山開きとなり、子どもからお年寄りまで多くの登山客で賑わいました。 標高1,955メートルの入笠山は、登山口から山頂まで30分ほどで登れることから、女性や子どもでも登山が楽しめます。 山開きとなった31日は、県内外から多くの登山客が訪れ、仲間と会話を楽しんだり草花を眺めたりしながら歩いていました。 入笠山の山頂です。 南アルプスの仙丈ケ岳をはじめ、八ヶ岳連峰や中央アルプスなど360度のパノラマが広がります。 また、31日の伊那地域は真夏日となりましたが、午後1時の山頂の気温は24度で、時折心地よい風が吹いていました。 登山客らは、写真をとったり弁当を広げて味わうなどして楽しんでいました。 山開きに合わせ安全祈願祭が行われ、伊那市と富士見町などでつくる入笠山観光連絡協議会の関係者の他、登山客など150人が参加しました。 協議会会長の小林一彦富士見町長は「今年はジオパーク全国大会に合わせ様々なイベントが開かれる。ローカルな入笠山から全国で有名な入笠山になるよう取り組んでいきたい」と話していました。 入笠山観光連絡協議会によりますと、入笠を訪れる観光客は年々増えていて、昨年度はおよそ30万人が訪れたということです。