いなか暮らしモデル地域 新山地区指定へ
地域・行政・民間が移住定住推進
伊那市は、人口増に向けた移住定住施策として実施するいなか暮らしモデル地域に富県の新山地域を指定する考えです。 13日の市議会一般質問で、人口減少問題についての議員の質問に白鳥孝市長が答えました。 いなか暮らしモデル地域は、竜西・竜東・高遠・長谷地域の市内4か所からそれぞれひとつの地域を指定します。 指定された地域は、市が財政支援するとともに民間や地域が一体となって移住定住に取り組めるようコーディネートします。 都会などから移住を希望する家族などに対して地域ぐるみで多面的に支援します。 地域材を活用し、自由に設計できる比較的安価な住宅、キットハウスも活用します。 白鳥市長は、モデル地域の皮切りとして、竜東エリアから新山地区を指定する考えを示しました。 新山地区は、保育園再開に向け、住民組織が核となり活動するなど、モデル地域としての受け皿が確立されている点などが指定の対象となりました。 今年度中に指定し、体制づくりを進め、来年度から事業をスタートさせる考えです。 モデル地域は、1年に1か所のペースで指定する方針です。 伊那市の人口は、今年6月1日に初めて7万人を割り込み、2040年には、5万5,400人になるとの試算が報告されています。