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長衛小屋の廃材で木札

長谷溝口の西村和美さん

長衛小屋の廃材で木札

 伊那市長谷溝口の西村和美さんは、山梨県北沢峠にある長衛小屋を解体した際の廃材を活用して、28日、29日に行われる長衛祭に向け、木札を制作しました。  配布される木札には28日、29日に行われる第56回長衛祭の文字と、反対側には、駒ケ岳が焼印されています。  制作したのは、伊那市長谷溝口の西村和美さんです。 南アルプス北部地区遭難防止対策協会の隊長を務める西村さんは木工が趣味で、自宅には、電動ノコギリなどの機械がずらりと並びます。  一昨年、長衛小屋が建て替えられた際に出た廃材を生かせないかと相談され、木札を作るようになりました。  一昨年の長衛祭から木札を配布していて、毎年300個ほど作っています。  長衛小屋の廃材は、南アルプス開拓の父、竹澤長衛の功績を伝える貴重なもので、あと2年ほど木札を作ればなくなってしまうということです。  木札は、28日、29日に行われる長衛祭で参加者に配布されます。

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