西駒登山を前に伊那中学校で「袋式トイレ」の説明会
来月、伊那中学校で予定されている西駒登山を前に、西駒山荘で使う「袋式トイレ」の説明会が、19日に開かれました。 この日は、西駒山荘管理人の宮下拓也さんが伊那中学校を訪れ、来月、西駒の集団登山を行う2年生に、西駒山荘のトイレの使い方を説明しました。 山の環境負荷を軽減させるための袋式トイレは、給水シートが入った袋を便座にセットして用を足します。袋に入れたし尿は山荘の営業が終了した後、ヘリで下ろし処分します。 宮下さんによりますと、以前は、多くの山ではし尿を埋めるなどして処理していましたが、15年ほど前に南アルプスの北岳の湧水から大腸菌が見つかった事が問題となり、山のトイレについて考えられるようになったということです。 宮下さんは「山は普段飲んでいる水の源となる場所。自分の生活とかかわる事として考えてほしい」と話していました。 伊那中学校は7月22日、23日に西駒登山を行い、2日目の下山の際に西駒山荘で休憩をとることになっています。