ホタルの灯を取り戻せ! 松島の水辺公園
ホタルのいる地域を取り戻そうと、箕輪町の松島区と区会議員OBでつくる水辺公園を守る会は20日夜、公園内にホタル60匹を放ちました。 昨夜は、地域住民や関係者およそ30人が見守る中、ホタルが特製の蚊帳の中に放たれました。 公園内に設置されたこの蚊帳は、ビニールハウスの骨組を利用した手づくりのものです。 ホタルの成虫を放つのは去年に続き2回目で、今年は蚊帳の大きさを3倍ほどに広げました。 水辺公園を守る会では、ホタルと人の憩いの場にしようと一昨年、荒れ地だったこの場所を1年かけて整備しました。 園内に東屋を設置した他、水路を整備したり木を植えるなどしてきました。 また、ホタルの住む環境を整えようと、水路内にホタルの幼虫の餌となる巻貝の一種「カワニナ」を増殖させ放つなどの活動を行っています。 蚊帳の中に放たれたホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルそれぞれ30匹ずつです。 30匹がケースからだされ、オスメスつがいとなっている残りの30匹は、繁殖の為しばらくケースの中に入れておくということです。 園内の水路にホタルの幼虫は確認できていないということで、水辺公園を守る会では、今年はホタルを蚊帳から出さず繁殖するのを待ちたいとしています。