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竹澤長衛偲び300人が献花

長衛祭

竹澤長衛偲び300人が献花

南アルプス開拓の父竹澤長衛の功績を称える第56回長衛祭が28日、北沢峠で行われ、登山者などおよそ300人が長衛を偲び献花しました。  標高およそ2千mの位置にある長衛小屋の前には、長衛を偲んでレリーフが飾られています。  長衛祭には、伊那市や山梨県南アルプス市の関係者の他、登山者など去年より50人ほど多い300人が訪れました。  長衛は、明治22年に長谷戸台に生まれ、山の案内人を始め多くの登山道を拓き、山小屋の建設や案内板の設置など南アルプスの開発に尽力しました。  長衛祭は、その功績を讃えようと毎年開かれていて、今年で56回目になります。  大会長の白鳥孝市長は「自然と人との共存という永遠のテーマに向かって最大限の努力をしていきたい」と話していました。  長衛祭では、登山道や高山植物の保護を目的に、ストックキャップを着用することを参加者に義務付けました。  

南アに関係する10市町村の懇話会

竹澤長衛偲び300人が献花

 28日は、南アルプス国立公園指定50周年を記念して、関係する10市町村の理事者らによる懇話会が、大平山荘で開かれました。  長衛祭に合わせて開かれたもので、山岳観光、自然保護、登山道整備の観点から、南アルプスの今後の50年のあるべき姿を見据えて意見を交わしました。  懇話会では、南アルプスに関する看板を統一していくべきなどの意見がだされ、世界自然遺産登録推進協議会の中で検討されることが確認されました。

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