箕輪町南小河内で松くい虫被害
松くい虫防除対策協議会で報告
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が30日、伊那合同庁舎で開かれ箕輪町南小河内地区で被害が確認されたことなどが報告されました。 協議会には県や市町村の担当者などおよそ10人が出席しました。報告によりますとこれまでは箕輪町三日町が松くい虫被害の最北端でしたが、今年5月に南小河内で被害木1本が確認されたということです。 今年度になってからの被害の傾向は箕輪町の竜東で北へ拡大しているほか、伊那市高遠町では東に拡大しているということです。 また被害が出にくいとされていた標高800メートル以上の地域でも伊那市で6本、箕輪町で4本が確認されています。 被害量は平成25年度12月末現在でおよそ4,100立法メートルとなっていて、前年同期と比べ8%の増となっています。 県では被害木が見つかった地域についてパトロールの強化など今後の推移を見ていく必要があるとして情報の共有化など市町村の枠を超えた体制づくりを進めていくとしています。