県産材を使った吸音板を設置

車の走行音を緩和させる木製吸音板が中央自動車道伊那インターチェンジに試験的に設置されました。 NEXCO中日本としては初めての設置となります。 木製吸音板は、県産材の利用促進を目的に木材の加工・販売業者でつくる県産材販路開拓協議会が開発したものです。 吸音板は間伐したスギが使われていて高さ50センチ、幅4mの板を4枚組み合わせています。 音を吸収するポリエステル繊維などを県産材で固定しています。 全国的にも開発事例が少なく、金属の吸音板と性能は、変わりはないということです。 金属の吸音板よりコスト面ではまだ課題があるということですが、木製の吸音板は景観もよく、塩カルにも強いということです。 長野県産材販路開拓協議会では、「コストなどについて今後研究しながら高速道路だけでなく工業団地などでも利用してもらえるよう検討していきたい」としています。