伊那市西春近諏訪形の貝付沢 住民の取り組みを視察
18年豪雨教訓に住民が災害に強い里山づくり
伊那市西春近諏訪形の貝付沢で、17日、地域住民が進める治山事業を白鳥孝市長らが視察しました。 白鳥市長ら市の関係者などが貝付沢を訪れ、地域住民が行っている、災害に強い里山づくりの活動を視察しました。 貝付沢は8年前の18年豪雨で氾濫し、民家や農地に土砂が流れ込む被害が発生しました。 以来、地域住民でつくる「諏訪形区を災害から守る委員会」が中心となり沢筋に植樹をするなど治山事業を進めています。 この日は、委員会が国の交付金110万円を受けて整備した監視道路が完成したことから視察が行われました。 平成21年から広葉樹の植樹を始め、平成24年からは、植物の根が真っ直ぐに伸びる保育ブロックを使った植樹に取り組んでいます。 現在は300本ほどが植えられていて、大きいもので150センチ程に成長しています。 委員会では、今年も秋に120本の広葉樹を植樹する予定で、「息の長い活動にしていきたい」と話していました。