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ヤマトイワナ原種保護へ 守る会発足

遊漁区間の有り方について検討

ヤマトイワナ原種保護へ 守る会発足

 三峰川上流域に生息する希少なヤマトイワナの原種を保存しつつ利活用に繋げていこうと「三峰川のヤマトイワナを守る会」が18日、発足しました。  会では今後、遊漁区間の有り方についてまとめるとしています。  18日は、伊那市役所で初めての会議が開かれました。  日本には4種類のイワナがいて、ヤマトイワナは中部地方の太平洋側と紀伊半島のごく一部に生息しているとされています。  成魚の全長は平均するとおよそ25センチで、体はやや黒ずんでいてオレンジ色の斑点が目立つのが特徴です。  近年、乱獲や生息環境の悪化などによりヤマトイワナの原種の個体数が減少傾向にあるということで、県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。  そこで今回、ヤマトイワナについて学びその保護と釣り人との関わり方を考えようと、守る会が発足しました。  三峰川に関係する団体や行政、遊漁者など18人で構成します。  会長には、天竜川漁業協同組合組合長の上條純敬さんが選ばれました。  伊那市では今年度、ヤマトイワナの原種保護に40万円の予算を計上していて、9月までに遺伝子解析による生息数調査を行う計画です。  会では、この調査結果をもとに遊漁区間の有り方について検討し、漁業協同組合への提言としてまとめるとしています。

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