南アの外来植物除去作業
南アルプスの高山植物をニホンジカの食害から守る活動などをしている、南アルプス食害対策協議会は6日、外来植物の除去作業を行いました。 外来植物除去作業は、6月にユネスコエコパークの認定を受けたことや、ジオパーク全国大会が開かれることをきっかけに今年初めて行われました。 作業には、南信森林管理署や信州大学、小中学生など33人が参加しました。 この日は、主にビロードモウズイカとヒメジョオンを除去しました。 作業は、歌宿から戸台大橋までの林道南アルプス線沿いで行われました。 参加者は、外来種を確認すると根こそぎ除去していました。 除去した外来種はその場でGPSカメラで撮影し、外来種の分布を調べるデータにしていくということです。 信州大学農学部の渡邉修准教授は、「ビロードモウズイカは鈴なりに花が咲き、種を撒き散らし繁殖力が強いため、外来植物を減らすには早めの対処が必要」と話していました。 南アルプス食害対策協議会は、「来年以降も続けていきたい」と話していました。