広島原爆投下から69年 平和への誓いあらたに
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから69年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった50人あまりが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で28回目です。 会場の丸山公園には、原爆投下後に爆心地近くの被災した建物から移された原爆の火がともされています。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「世界にある全ての核兵器が一日も早く無くし、平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
反核・反戦・平和のつどい
県教職員組合上伊那支部は、「反核・反戦・平和のつどい」を6日、伊那市のいなっせで開きました。 平和のつどいには、教職員などおよそ60人が集まりました。 戦争体験者で伊那市在住の長田伊三男さんは、1944年に徴兵により軍隊に入隊しました。入隊後に中国へ行き、戦闘に遭遇したようすを次のように話しました。 他に、赤穂中学校1年生は平和学習で取り組んだ戦争や原爆についての学習のまとめを発表しました。 平和のつどいでは、「すべての戦争に反対し、教え子を再び戦場に送るな」とするアピール文が採択されました。
原爆パネル展 17日まで
伊那市の伊那図書館では、広島と長崎の原爆投下直後などの様子を写したパネル展が開かれています。 パネル展は戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさを後世に伝え、平和の尊さを再認識してもらおうと伊那市が毎年開いています。 原爆が投下された直後の写真では、やけどに食用油を塗って応急処置をする様子やガレキとなった爆心地近くの様子などが写しだされています。 原爆パネル展は17日まで伊那図書館で開かれています。