2つのアルプス描いた子ども達の絵をTシャツに
アルプスと伊那活性化プロジェクト実行委員会が企画
中央アルプスの麓の伊那西小学校の児童と、南アルプスの麓の長谷小学校の児童が、7日、両アルプスを一望できる伊那市長谷の鹿嶺高原で、お互いの住む山を描きあいました。 描いた絵は、Tシャツにデザインされ、31日に開かれる山のフェスティバルのファッションショーで披露されます。 7日は、伊那西小学校の児童9人と、長谷小学校の児童6人が参加しました。 伊那西小の児童は、南アルプスを、長谷小学校の児童は、中央アルプスを描きました。 子どもたちは、アルプスの稜線を描いたり、バッタやトンボを捕まえて絵にしていました。 これは、伊那市を中心とする若者でつくる、アルプスと伊那活性化プロジェクト実行委員会が初めて開いたものです。 南アルプスこもれび山荘の関係者や、シェフ、アートディレクターなど様々な職種の若者が、互いのネットワークを通じて集まり、アルプスを使った地域振興を行っていこうと、実行委員会を立ち上げました。 その第一弾のイベントとして今回、自然や山を子どもたちに描いてもらい、それをTシャツにすることにしました。 Tシャツのデザインを手がけるのは、実行委員会のメンバーの一人、辰野町在住の服飾デザイナー若尾 浩和さんです。 実行委員会では、山と自然を活用した伊那谷活性化を目指すキックオフフェス「A STEP to THE ALPS アルプスへの一歩」を、31日に、伊那市創造館で開きます。 子ども達の絵をデザインしたTシャツが披露されるほか、アウトドアブランドのファッションショー、アウトドア雑誌のモデルのトークショーなどが行なわれる予定です。 実行委員会では、山ブームにより、山がおしゃれな遊び場になっていることなど今のアウトドア情勢を理解し、伊那が持つ魅力に気付くイベントにしたいとしています。 なお、完成したTシャツは、今日参加した子どもたちにプレゼントされるということです。