箕輪町松島の新井用水を学ぶ
箕輪町郷土博物館「先人の苦労伝えたい」
箕輪町郷土博物館は、箕輪町の松島を北から南に流れる新井用水についての学習会を24日開きました。 新井用水は、深沢川の水を取り入れ松島区の河岸段丘沿いに南下して帯無川に注いでいる全長3.5キロの水路です。 建設時期ははっきりしませんが、明治6年から20年までの間と推測されています。 学習会は、箕輪町郷土博物館が、水を得るために汗を流した先人たちの苦労を知り用水路の歴史を後世に伝えていこうと開きました。 学習会には、地域の歴史に関心がある人など6人が参加し、新井用水を歩きました。 信州大学農学部の内川義行助教が講師をつとめ用水路の果たす役割や歴史などに触れました。 新井用水は、当時は灌漑を主な目的としていましたが、現在では防火が主な役割になっています。 町郷土博物館では、「町内に多数ある用水路の歴史を出来る限り調べ、先人の苦労を伝えていきたい」としています。