伊那市平沢の産業用地 売却見込み
伊那市が所有している平沢の鳥居沢工業団地の産業用地が、伊那市西町に本社をおく株式会社伊東電機工作所に売却される見込みとなりました。 26日は、伊那市役所で調印式が行われ、株式会社伊東電機工作所の伊東康之代表取締役社長と伊那市の白鳥孝市長が、産業用地取得の仮契約を結びました。 株式会社伊東電機工作所は伊那市西町に本社をおく、産業用機器製造メーカーです。 市内に4つの工場があり、従業員数は30人です。 売買の仮契約を交わした用地は、伊那市平沢の鳥居沢工業団地の1区画です。 広さはおよそ12,330㎡、金額はおよそ9,600万円となっています。 株式会社伊東電機工作所は用地取得後、平成28年2月操業開始を目標に、新しく本社を建設し、現在の生産設備すべてを移動させる予定です。 新規分野として、福祉の現場で使う機械やロボット分野にも取り組み、4、5人の新規雇用を計画しているということです。 白鳥市長は「信州らしい景観が広がる場所から、効率の良い生産、開発、雇用を願っています」と話しました。 なお、鳥居沢工業団地の残りの1区画については、引き続き用地取得を希望する企業を募り、誘致していくとしています。