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経営体・新規就農セミナー

経営体・新規就農セミナー

 農業の担い手となる経営体や新規就農者を対象にした合同セミナーが、27日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。  セミナーは、地域の活性化や儲かる農業を目指し、上伊那地域の農業の今後のあり方や進め方について考える機会にしようと開かれ、150人ほどが参加しました。  御子柴 茂樹組合長は「上伊那の農業形態をどうして行けばいいのか、あすにつながるものを持ち帰って欲しい」と挨拶しました。  セミナーでは、東京農業大学の谷口 信和教授が「農地と環境・暮らしを守る農業振興」と題して講演しました。  谷口教授は「国は、農業・農村全体の所得を今後10年で倍増させるといっているが、そもそも農業が何を指しているのか不明であり、現状も行き先も示していない。」と批判しました。  担い手については、「大規模経営体・家族経営・新規就農者などを総動員しないと地域の農業は持たないのではないか。地域全体の解決の中に、経営体の解決のあり方もある」と話していました。

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