井月さんまつり 石寒太さん講演会
伊那市のいなっせをメイン会場に31日まで行われている千両千両井月さんまつり。 30日は、俳人で、俳句雑誌の編集長などを務める石寒太さんの講演会が開かれました。 講演会では、石さんが「放浪の系譜を継ぐもの」と題して、江戸時代から昭和にかけて放浪した俳人について話しました。 石さんは、井月は漂泊の俳人ではなく放浪の俳人だとして、その違いについて、次のように話しました。 石さんは、井月と同じ放浪の俳人として、種田山頭火をあげました。 山頭火は全国を放浪していて、その中で井月の墓を訪れています。 石さんは、その時に山頭火が作った「お墓撫でさすりつつ、はるばるまゐりました」「駒ヶ根をまへにいつもひとりでしたね」という句を紹介し、「放浪の系譜は、井月から山頭火にしっかり受け継がれている」と話しました。 ロビーでは、伊那の土産品や井月関連商品の販売も行われました。 井月にちなんだ日本酒や焼き菓子、染め物などが並び、訪れた人たちが買い求めて