大地震を想定し伊那市で訓練
大地震を想定した伊那市の総合防災訓練が行われ、今年も避難所に一泊する宿泊訓練が行われました。 避難所となっている富県小学校体育館に30日夜から宿泊している参加者が31日の午前6時に起床し、毛布や寝袋などを片付けていました。 寝袋を持参した家族は暖かく眠れたということですが、体育館のマットを敷いて毛布一枚で寝た男性は寒さを感じたということです。 水道、電気、ガスなどのライフラインが止まった事を想定し避難所に宿泊する訓練で、今年は富県の3家族10人が参加しました。 午前7時、伊那市で震度6強の地震が発生したとの想定で、富県地区を主会場に訓練が開始されました。 富県の住民は常会ごとに各区の公民館に集まりました。このうち北福地集落セ 北福地では、土砂崩落が発生して人が生き埋めになっているとの想定で、土砂を除去する訓練を行いました。 区民らは、スコップで埋まっている人を傷つけないよう、丁寧に砂を除去していました。 伊那市では区長を通して今回の訓練の反省点など意見をきき、今後に活かしていくということです。