介護について考える「南信の集い」
高齢者の介護について考える「南信の集い」が、31日、南箕輪村民センターで開かれました。 これは、長野県宅老所とグループホーム連絡会に加盟する南信地区の事業所が開いたものです。 これまでは現場で働く職員の勉強会として開かれていましたが、今回初めて一般向けに企画されました。 上伊那地域の宅幼老所の事例発表の他、介護を通して感じたことなどを語るパネルディスカッションが行われました。 10年間認知症の母親を介護した女性は「徘徊が始まると鍵をかけて閉じ込めていたがそれは逆効果だった。外へ連れ出すようになると落ち着き、笑顔を見せるようになった。今はその笑顔しか思い出せない」と話していました。 ある職員は「来年4月に国の介護保険制度が見直され、施設への入所基準が厳しくなったり負担額が増えることが予想される。今よりも家族の頑張りが必要になるので、安心して生活できるよう支えていきたい」と話していました。