営農型太陽光発電 南箕輪村農業委員会「不許可」
南箕輪村大芝で計画されている営農型太陽光発電施設建設に伴う、農地の一時転用について、5日役場で開かれた南箕輪村農業委員会は不許可としました。 委員会には、委員16人が出席し、大芝で計画されている農業を継続しながら太陽光発電を行う「営農型太陽光発電実施計画」について審議しました。 委員会には、事業を計画している神奈川県の業者と、農地を提供する地主も参加し、委員と意見を交わしました。 4月に開かれた農業委員会では、全会一致で「不許可」とし、事業者は計画を再検討し、この日の委員会で審議されました。 前回の計画と変更した点は、太陽光パネルをおよそ1,300枚減らし4,100枚にし、転用面積を58㎡から101㎡に増やしたことなどです。 委員からは「しっかりとした営農の継続が可能なのか不透明」「異常気象が続く近年、大きな太陽光パネルの設置は不安」といった意見が出され、会長を除く15人全員が農地の一時転用について不許可としました。 神奈川県の事業者は、撤退は考えず今後も設置に向け、検討していくということです。