絵島を偲ぶ法要
今年で274回目
江戸時代、高遠に流されその生涯を過ごした絵島を偲ぶ法要が、6日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。 絵島は、江戸時代七代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。 幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流され、生涯を終えました。 絵島の恋の相手といわれている歌舞伎役者生島は、東京都三宅村に流されてしまいました。 今年で274回目となる法要には、伊那市の関係者17人の他、絵島生島の縁で友好提携を結んでいる三宅村から8人が訪れ、絵島を偲び冥福を祈りました。 三宅村の内田峰夫副村長は「長い期間絵島を偲び守ってこられた地域の人達の温かい心に感銘を受ける。これからもいい関係を築いていきたい」と話していました。