高遠城下まつり 鉄砲隊初お披露目
高遠城下まつりが6日、伊那市高遠町の中心市街地で行われました。 祭りでは、今年6月に結成した信州高遠藩鉄砲隊のお披露目が行われるなど、城下町らしさ溢れる祭りとなりました。 オープニングイベントでは、地元の若者有志でつくる信州高遠藩鉄砲隊が重さ15キロほどの甲冑を身にまとい商店街を練り歩きました。 鉄砲隊は、江戸時代中期の砲術家で高遠藩士坂本天山の功績を多くの人に知ってもらおうと、今年6月に結成しました。 総隊長の胸元には高遠藩縁の内藤家の家紋が、のぼり旗には坂本家の家紋が付けられていました。 実際の砲術の披露は、鉄砲の調達が間に合わなかったということで行われませんでしたが、堂々とした足取りで歩いていました。 他に、高遠町の小学生による孤軍高遠城の踊りが披露されました。 このうち高遠北小学校の4年生から6年生までの27人が、今年新たに新調した衣装を着て披露していました。 この他に、振舞い餅が行われるなど会場は家族連れなど多くの人で賑わいました。 実行委員会では「城下町の特色溢れる祭りとなった。町民同士の絆を深めていきたい」と話していました。