地蜂 順調な生育に期待
10月19日には地蜂の巣コンテスト
伊那谷の秋の味覚蜂の子。 材料となる地蜂の保護・増殖に取り組んでいる伊那市地蜂愛好会の各家庭では、10月19日の地蜂の巣コンテストに向け順調に生育が進んでいます。 伊那市地蜂愛好会会長の田中耕一さんです。 この道40年という田中さん宅では、木をくりぬいて作った7つの巣箱で地蜂を育てています。 鶏の心臓と砂糖水を与えるのが毎朝の日課です。 地蜂・クロスズメバチは、暑さに弱く巣箱の中が40度以上になると弱ってしまうということですが、今年の夏は雨が多く気温の高い日が少なかったため蜂にとってはよかったのではないかと話します。 地蜂愛好会では、地蜂の巣を見つける為の蜂追いを行っていて、とってきた巣を各家庭で育ててその大きさを競うコンテストを開いています。 取ってきたばかりの巣はソフトボール大ということですが、3か月ほどでバレーボールほどにまで成長するということです。 この時期は、同じ様な習性を持つスズメバチが地蜂を襲うこともあり、仕事が休みの日はほとんどつきっきりで見守っているということです。 地蜂を伊那谷の貴重な資源と話す田中さん。 会員の高齢化は進んでいるということですが、地域の文化として守っていきたいと話します。 田中さんは、手づくりの蜂の子入りのおにぎりを持参して今日も蜂追いに出かけました。