国宝の土偶で縄文時代学ぶ
美篶小地域探検クラブ
伊那市の美篶小学校の児童は8日、国宝に指定された土偶「仮面の女神」などを通して縄文時代の人々の生活などについて学びました。 8日は美篶小学校地域探検クラブの児童8人が校内の資料館で縄文時代について学びました。 児童たちにお披露目されたのは今年8月に国宝に指定された土偶「仮面の女神」と平成7年に国宝に指定された「縄文のビーナス」のレプリカです。 このレプリカはクラブ活動を支援している資料館運営委員会が土偶が発見された茅野市にある尖石縄文考古館で購入したものです。 講師は伊那市創造館の濱慎一さんが務めました。 濱さんは二体の土偶について「縄文時代の人々は自然の恵みに頼らなければ生きていけませんでした。安定した天候や狩りがうまくいくように、また子どもが丈夫に育つことを願う祈りの対象としてつくられたのではないか。」と説明していました。 児童たちは土偶を興味深そうに眺めながら縄文時代の生活について学んでいました。