認知症研修会
県高齢者福祉協会南信地区部会は25日、認知症の治療と介護について認識を深めようと研修会を宮田村民会館で開いた。各社会施設の職員や住民ら約150人が参加。患者の立場になって介助する大切さを改めて見つめ直した。
藍野病院加齢精神医療センター(大阪府茨木市)の岸川雄介医師が講師。現状では特効薬もなく、認知症治療は難しいことを説明した。
介護が重要になることを指摘し、トイレで便座に腰掛ける様子を再現。
介助者が患者に言葉で指示するだけでなく、並んで一緒に動作することが行動を起させるきっかけになると説明した。
言葉に頼らず、患者の立場になって一緒に行動する介護方法を参加者は熱心に学んでいた。