第六天西山神社例祭
園児が参道に旗立て祈願
伊那市西箕輪の第六天(だいろくでん)西山(にしやま)神社の例祭が、9日行われ、地元西箕輪南部保育園の園児も参加して、家内安全や五穀豊穣を祈りました。 西山神社の例祭は、昔は60メートルもの幟を立てた様子が、遠くからも見えたといわれ、「幟祭り」とも呼ばれました。 標高900メートルのみはらしの良い場所にあり、190段の急な階段を上って神社を参ります。 西箕輪南部保育園の園児たちが参道に現れました。 用意した旗が、それぞれに配られました。 参道階段の両脇に、願い事を書いた旗を立てると願いがかなうといわれ、昔は、階段の両脇が旗でぎっしりと埋まったといいます。 園児たちは、元気に階段を上り自分の好きな場所を見つけては旗を立てていました。 西山神社は、五穀豊穣と農民の安全を守るために応永12年、1405年に創建されました。 安政の大干ばつの時に祈願をしたところ、大雨が降ったことから人々の篤い信仰を集めたということです。 園児たちは、神妙な顔をして、例祭に参加していました。 例祭では、上伊那地方に伝わる神楽が奉納されました。