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西箕輪で皆既月食観察会

「赤い月」を楽しむ

西箕輪で皆既月食観察会

 8日夜は、月が地球の影に隠れる皆既月食があり、伊那市の西箕輪小学校グラウンドで観察会が開かれました。 観察会は、午後6時から午後9時30分まで開かれ、地域住民などが入れ替わり、会場を訪れました。  午後6時14分から、月が地球の影に入り込み、月食が始まりました。 観察会は伊那天文ボランティア「すばる星の会」と、伊那文化会館が共催で開きました。  会場には、すばる星の会のメンバーが用意した望遠鏡があり、子どもたちがレンズをのぞいていました。  すばる星の会代表の野口 輝雄さんが、スクリーンに月を投影するなどして皆既月食の原理や見所を解説しました。  皆既月食は、地球の影に月が隠れることから起こる現象で、日本で観察できるのは3年ぶりです。  満月がゆっくりとかけていき、午後7時24分から全体が隠れる皆既月食が始まりました。  波長の長い赤い光だけが地球の大気で屈折して見えるため赤い月に見えるということです。  赤色の濃さは、大気の汚れによって変わり、その主な原因は火山の噴火だということで、今回は御嶽山の噴火の影響もあり、やや暗めなレンガ色の月が観察できました。  皆既時間はおよそ1時間続き、その後、さらに1時間ほどかけて満月に戻りました。 次回、日本で皆既月食を観察できるのは、来年4月4日となっています。

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