電動車いす ルール理解し安全運転を
富県安協が高齢者対象に初開催
電動車いすの正しい乗り方を理解してもらい事故を未然に防ごうと、伊那市の富県交通安全協会は、23日、高齢者対象の安全講習会を開きました。 富県に住む高齢者10人が講習会に参加しました。 電動車いすの正しい乗り方を理解してもらい事故を防ごうと富県安協が初めて開いたものです。 電動車いすの販売業者が講師となり、操作方法や交通ルールなどを指導しました。 電動車いすは時速6キロまでしか出せないため道交法では歩行者扱いで、運転免許も必要ありません。 簡単に操作できる反面、交通ルールを知らない高齢者が多いという事です。 伊那市では、2011年に東春近で電動車いすと軽自動車が接触する事故があり、電動車いすを運転していた96歳男性が死亡する事故がありました。 富県安協では、高齢者だけでなく、自動車のドライバーにも、電動車いすについて理解してもらい、事故防止に努めていきたいという事です。