この秋一番の冷え込み 最低気温1.1度
29日の伊那地域の最低気温は1.1度とこの秋一番の冷え込みとなりました。 箕輪町の花卉農家では冬の花、シクラメンの出荷が最盛期を迎えています。 長野地方気象台によりますと今朝は県内の上空に寒気が流れ込むとともに、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象も起きて気温が下がり、広い範囲でこの秋一番の冷え込みとなりました。 上伊那でも最低気温が1.1度と11月中旬並みの気温となりました。
箕輪町木下でシクラメンを栽培している並木園芸のハウスでは朝から出荷作業が行われていました。 並木園芸の小嶋稔さんは先代が始めたシクラメンの栽培を40年近く続けています。現在およそ3000平方メートルのハウスで14種類1万鉢を栽培しています。 小嶋さんによると今年は、夏の日照不足による花の生育が心配されたということですが、夏以降晴天が続き例年並みの育ちだという事です。 花ビラの周りが赤い波うち模様をつけるビクトリアという品種が人気だという事です。また黄色のネオゴールデンボーイや、花に紫色が入ったネオゴールデンガールという品種も良くでているという事です。 ここのシクラメンは、関西を中心に出荷され、作業は11月がピークで、12月中旬まで行われます。