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地元住民と協働で水路を改修

景観に配慮し石積みで

地元住民と協働で水路を改修

 大田切土地改良区(渋谷宣吉理事長)は、光前寺参道沿いを流れる水路(通称寺井)を地元住民(北割2区維持管理委員会、光前寺自治会)と協働で、自然石の石積による水路改修を行っている。
 27日は住民ら30人が参加。重機を使って掘り、両岸に巨石を積み、川底に石を並べ、石の隙間に砂や砂利を詰める作業を段取りよく進めた。
 この水路はねずみ川の支流で、光前寺山中から、参道に沿って流れ、1号幹線(通称横井)に注ぐ、延長約4百メートルのうち、150メートルを04、05年度で改修する。
 今年度は県のコモンズ支援事業の認定を受け、市の補助、土地改良区、地元の1部負担で、延長約130メートルを幅60センチに改修する。
 工法はコンクリートを使わず、川底に石を並べ、両岸に石を積む3面自然石積工法。
 明治時代に先人が太田切川から石を運び、人力で建設したという歴史ある水路だが、約80年が経過し、改修の時期を迎えた。水路は観光道路沿いにあり、10年前から毎年、北割2区営農組合がスイセンを植え付け、すでに20万球を数える。そこで、地元の維持管理組合などとタイアップし「光前寺門前花の道 清流水辺事業」と銘打ち、住民参加で取り組んできた。
 作業は土・日曜日を利用し、12月末ころまでに終了する予定。

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