上伊那おもてなし向上セミナー 初開催
先月設立された、上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会は、「おもてなし向上」の気運を高めようと12日、伊那市内でおもてなし向上セミナーを開きました。 上伊那おもてなし向上セミナーは、観光サービスに対する満足度や、魅力を向上させ、リピーターを増やしていこうと、実行委員会が初めて開いたものです。 セミナーでは、平成25年度信州おもてなし大賞を受賞した、高遠中学校の「観桜期のおもてなし活動について」城倉淳教諭が発表しました。 城倉教諭は、「笑顔を忘れないことがおもてなしには必要。その笑顔が、お客様の来年もまた来るの一言につながり、子どもたちのやる気につながっている」と話していました。 また、伊那食品工業の塚越寛会長と長野市の中央タクシー、宇都宮恒久会長による「企業や地域を元気にするためのおもてなし」と題したパネルディスカッションも行われました。 塚越会長は、観光客を呼び込むには、5つの要素、「見る」「食べる」「買う」「学ぶ」「癒し」が必要と話しました。 宇都宮会長は、「中央タクシーの客の9割が電話予約をするリピーター。そこには徹底した“真心サービス”がある」としています。 「客の幸せが先、利益は後」そのためには「社内の良い人間関係こそが、良いサービスを生み出す」と話していました。 この日はこの他、平成29年度をめどに実施が予定されている、地域資源を活用した上伊那検定の模擬アンケートも行われました。 設問は全部で10で、漂泊の俳人、井上井月や、南箕輪村の大芝の温泉に関するものなどがありました。