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地元の移り変わり…児童も興味深々

美篶小資料館で特別企画展

地元の移り変わり…児童も興味深々

 開校107周年記念日の1日、伊那市の美篶小学校資料館などで特別企画展があった。資料館の管理・運営をする専門委員が1876年製作の旧美篶村の絵地図など、同資料館に保存されている10点以上の資料を展示し、地元の歴史的変遷を伝えた。
 資料館には児童や住民が押し寄せて盛況。60年以上前の学校職員が製作した村図や1943竏・5年の戦時中に六道原が飛行場であったことが分かる航空写真のほか、手押しポンプ、桶の風呂、モロコシの粒をもぐ道具などの実演展示もあり、専門委員がそれぞれの展示物を説明した。
 絵地図は廃藩置県に伴い各町村の地誌を集めて製作した「長野縣町村誌」に付随する絵地図の草稿と思われる重要な資料。青島地区の家の向きや、同小学校近くには人家がないことなどが見て取れ、児童たちは故郷の移り変わりに関心を持ちながら説明を受けた。
 専門委員の諸田秀会長(75)=美篶笠原=は「子どもたちは村の移り変わりを感銘して見ている。これから入学してくる児童たちにも見てもらい、村の変遷を伝えていきたい。今後も資料は村の宝として残したい」と話している。

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