伊那市 還付加算金602件未払い
伊那市は、納めすぎた税金を払い戻す際の利子「還付加算金」が602件未払いになっている事を19日公表しました。 伊那市では、還付加算金の対象となる期間を本来より短く解釈していたため、支払い不足となっていたとしています。 全国の自治体で同様の誤りが生じていることから伊那市でも過去5年にさかのぼり調査を行いました。 未払いとなっているのは、市県民税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料合わせて602件、218万1,300円です。 伊那市では今後、未払いとなった対象者にお詫びと支払金額の案内を送付し、早急に支払手続きを進めていくとしています。
伊那市 源泉徴収漏れ730万円
また、伊那市はおよそ730万円の所得税の源泉徴収漏れがあった事を公表しました。 源泉徴収漏れがあったのは、市が発注した個人事業主の測量士や建築士への支払いで、対象は10人の72件、金額は約730万円あまりです。 個人事業主の源泉徴収は、市が契約の料金から10.21%天引きし納付を行う仕組みとなっています。 市では、個人事業主の事業所名を源泉徴収の必要のない法人と誤認したことが原因と説明しています。 徴収漏れの所得税については、12月末をめどに市が納付を行い、その後、該当する事業者へ説明し、相当額を返還するよう求めるとしています。 この他にも、平成22年7月から今年4月までの7回の選挙において、投票管理者と立会人の816人に対し、9万3千円の源泉徴収漏れがあったと公表しました。 伊那市は、「市民の皆様にご迷惑をかけたことを深くお詫び申しあげ、今後は関係法令を確認し適切な事務処理に務める」としています。