しめ飾り製作ピーク
信州縁起物製作所
今年も残すところ1か月余りとなり新年を迎える準備が始まっています。 箕輪町の信州縁起物製作所では来年用のしめ飾りづくりが行われています。 製作所では10月から本格的に作業が始まりピークを迎えています。 1階の約100平方メートルの倉庫スペースには、8月に青刈りし、乾燥させたわらが天上まで積み上げられています。これらが全て、縁起物の材料として使われるという事です。 2階では60代から70代の10人ほどが専用の機械で縄をない小判やおたふく面などを飾り付けていました。 21年間、飾り付けを担当している井上なつ子さんは、毎年良い年になるよう願いながら作っているという事です。 県内全域のホームセンターやスーパー等に出荷していて、地域ごとに形や飾りを変えて作っています。 こちらの作業スペースでは、飯田地域に出荷する玄関飾りを作っています。伊那で見る物と違いシンプルな飾りとなっています。 大槻清子代表は30年前に会社を始めた頃を振り返り「当時は何もわからず、各地のどんど焼きに行き、それぞれの地域の特色を学び、少しずつ種類を増やしていった」と話しています。 作業は来月下旬まで続き、来月中旬からは、個人からの注文品を作るという事です。