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産科開業支援補助事業 初の申請

産科開業支援補助事業 初の申請

伊那市が安心して出産できる環境を整えるため市内で開業する産科医に補助金を出して支援する事業に始めて申請があったことがわかりました。 これは25日開かれた定例記者会見で白鳥孝伊那市長が明らかにしたものです。 産科開業支援補助事業は今年7月に施行されました。 補助の対象は、市内で開業し10年以上継続して分娩を扱う産科医です。 1医療機関あたり1回限りで20%を補助し上限を2千万円とするものです。 申請書を提出したのは駒ヶ根市在住の産婦人科医師の鈴木昭久さんで伊那市日影に来年7月に開業する予定です。 ベッド数は17床で、計画分娩数は年間およそ360件。 開院1年目は250件を予定しています。 現在上伊那で分娩を扱っているのは伊那中央病院と駒ヶ根レディスクリニック、助産所が5ヶ所となっています。 年間の分娩数は伊那中央病院が900件、駒ヶ根レディースクリニックが330件だということです。 伊那中央病院では平成20年度から里帰り出産を制限しています。 市では今後も、分娩を扱う産科の開業を促進することで、伊那中央病院の里帰り出産の制限解除につなげていきたいとしています。

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