高遠高校 四者協議会初めて開催
伊那市の高遠高校は、よりよい学校づくりを目的に、生徒と教員、PTA、学校評議会のメンバーが一同に会し話しをする「四者協議会」を28日、初めて開きました。 四者協議会には、生徒会役員をはじめ、学校評議員などおよそ50人が出席しました。 生徒、保護者、教職員、地域住民が一体となってよりよい学校づくりを行っていこうと、初めて開かれたものです。 会議では、10月に生徒を対象に行った授業に関するアンケートの結果が報告されました。 それによると「授業内容は興味や関心、学習意欲を高めてくれていますか」との問いに、44.2%の生徒が「とても良い」「だいたいよい」と答えました。 一方で「良くない」と答えた生徒は6.2%で、特に1年生は10.6%と高くなっています。 会議では、授業内容や教師との関係について意見を交わしました。 ある生徒は「先生との間に壁を感じる」「つまらない授業は先生とのやりとりがない」などと、感じていることを話しました。 一方教師は「生徒が主体となって授業をつくりあげていけるようになるとよい」と話していました。 他にPTAからは、「授業以外のことで生徒に声をかけることが、信頼感につながるのではないか」と、教員と生徒の関係の在り方について意見を述べていました。 四者協議会は、今後も年1回のペースで開かれ、来年度までも会の目的や協議事項などを定めた要綱を作成するとしています。