長谷非持山の七面堂 屋根の修繕完了
伊那市長谷非持山にある七面堂の屋根の修繕工事が終わり、29日、竣工式が行われました。 29日は、区民や工事関係者などおよそ40人が集まり、完成を祝いました。 七面堂は、江戸時代の1687年に区民が建てたものです。 建物内の天井や柱、壁には、絵画や組物、彫刻が施されていて市の指定有形文化財となっています。 何度かの改修工事を経て現在に至りますが、老朽化に加え平成19年の台風で屋根が飛ばされてしまい、雨漏りするようになっていました。 屋根の修復にかかった事業費はおよそ1千万円で、ほとんどを市の補助金で賄っています。 竣工式では、別の場所に移されていたご本尊「七面天女」が元の場所に戻され、集まった人は手を合わせていました。 白鳥孝市長は「非持山は地域の結びつきが強く文化財を大切にする土地柄。今後も歴史を子々孫々まで守っていってほしい」と話していました。