羽広菜かぶサミット初開催
伊那市西箕輪羽広地区で古くから栽培されている羽広菜を見直す機会にしようと30日、羽広菜かぶサミットが開かれました。 サミットは、羽広菜かぶの良さを再認識して品質の向上につなげようと羽広区が初めて開いたものです。 会場には、20人の生産者たちが持ちよったカブが並べられました。 羽広区では、およそ70戸で栽培していてこのうち20戸が出荷しています。 羽広区によりますと羽広菜は江戸時代、仲仙寺が発祥とする説があるということです。 2007年には県が信州の伝統野菜に認定しています。 そんな羽広菜の今後を考えていこうと今年5月には区の組織として羽広菜研究部会も設置されました。 葉の部分は浅漬けなどに使われ、かぶは酒粕と味噌を使った独特の漬物として食べられています。 会場に並べられたかぶは栽培している家庭によって形も違います。 訪れた地区住民や生産者達は情報交換をしながら鑑賞していました。 羽広区では来年2月頃、この冬漬けた羽広菜かぶを持ちよって味をみながら意見交換をする予定です。