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ミヤマシジミを通して生き物と人との共存を考える

シンポジウム

ミヤマシジミを通して生き物と人との共存を考える

 全国的に生息数が減っている蝶ミヤマシジミを通して、生き物と人との共存について考えるシンポジウムが6日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。  シンポジウムは、去年発足した「ミヤマシジミ研究会」の総会に合わせて開かれたものです。  ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで「近い将来野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧ⅠB類に指定されています。  県内の里山ではかつて数多く生息していたということですが、近年は幼虫のエサとなるコマツナギが減少しているため、生息数も減ってきているということです。  6日は、研究会の会員らが活動報告を行いました。  県環境部では、10年ぶりに改訂を進めている長野県版レッドデータブックの調査で感じたことを話しました。  伊那市の横山ミヤマシジミを守る会の中村新一会長は、今年6月に鳩吹公園周辺で行ったコマツナギの植樹について、その効果を報告しました。  研究会の中村寛志会長は「他県の事例を参考に活動範囲を広げていきたい」と話していました。  研究会には、現在7つの団体が所属していて、新たに上牧里山づくりの会など2つの団体が参加することが決まりました。

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