白山登り窯で窯出し
高遠焼きの浦野真吾さん
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で8日焼きあがった壺や皿などの窯出し作業が行われました。 登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。 窯の中には先月末に4日間火入れをした焼き物およそ800点が入っています。 8日は高遠焼きの陶芸家 浦野真吾さんが焼き物を取り出すためレンガを一つ一つ外していました。 浦野さんは祖父の唐木米之助さんから高遠焼きの指導を受けていましたが今年2月に米之助さんが亡くなったため今回はじめて一人での作品づくりとなりました。 浦野さんは「実際に見るまでは心配だったが、なんとか焼けているので今はほっとしている。祖父の教えをしっかりと受け継いでいきたい。」と話していました。