在宅療養している人を元気に
上伊那生協病院付属診療所
箕輪町の医療生活協同組合は、寝たきりや車いす生活などで外に出る機会の少ない利用者のために、およそ70発の花火を、12日、打ちあげました。 打ち上げ場所となった箕輪町中原には、車いすやベッドで生活している人やその家族などおよそ50人が集まりました。 花火の打ち上げは、上伊那生協病院付属診療所が企画しました。 毎年冬に利用者を連れて町内のイルミネーションを見に出かけていましたが、今年は夏に行われたため、それに代わる企画として今回初めて行ったものです。 午後6時。 カウントダウンに合わせて花火が打ち上げられました。 およそ5分間、4号玉10発を含む用意された70発の花火が澄み切った冬の夜空に打ち上げられました。 上伊那生協病院の訪問診療を利用している人は、現在およそ140人で、寝たきりや車いす生活のため病院に来られない人がほとんどだということです。 外に出る機会の少ない利用者や家族を亡くした利用者に元気になってもらおうと、病院のスタッフが寄付しあい実現しました。 スタッフらは、「寒い中来てくれてうれしかった。冬の恒例行事にしていきたい」と話していました。