りんごの発泡酒「シードル」を特産品に
伊那市の飲食店主らが取り組む
伊那市内の飲食店主らは、色づき不足や穴が開いて出荷できないりんごを有効活用しよう、発泡酒の生産に取り組みます。 13日は、市内の飲食店主や酒店、山小屋の管理人など9人が、横山の武田満さんの果樹園でりんごを収穫しました。 メンバーの1人が収穫の手伝いをした際、穴の開いたものや色付きの悪いりんごが出荷されずに廃棄されるのを目の当たりにし、有効活用できないかと考えました。 りんごは、シードルと呼ばれる発泡酒に加工されます。 フランスではほとんどの家庭で作られているということで、メンバーらは「伊那谷の新たな特産品にしていきたい」と話します。 メンバーの店では、フランスの郷土料理「ガレット」を地元産のそば粉を使って提供していて、「シードルはガレットによく合うので楽しみです」と話していました。 13日は、400キロのりんごを収穫し、加工すると750ミリリットル入りの瓶で320本分ほどになるということです。 りんごは、この後市内のワイン工房に持ち込まれ、半年から1年後にシードルが出来上がるということです。