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JALPS 3大学が中部山岳研究の成果を報告

JALPS 3大学が中部山岳研究の成果を報告

 信州大学、筑波大学、岐阜大学の3つの大学で中部山岳について研究する中部山岳地域大学間連携事業・JALPS(ジャルプス)の今年度の報告会が13日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。  報告会には、3大学の教員や学生などおよそ80人が参加しました。 JALPSは中部山岳地域の環境の変化が生態系と人にどのような影響を与えるか解明・予測しその緩和策を探るもので、信州大学・筑波大学・岐阜大学の3つの大学が連携して研究しています。  研究は2010年度から始まり、今年度で5年目です。  報告会では、5つの研究グループが5年間の成果を報告しました。  このうち水循環・物質循環の研究グループでは、南アルプスでの研究結果も報告していました。  JALPSは、信大など6つの大学の大学院に、中部山岳共同学位プログラムとして山岳科学を研究する修士課程の平成28年度の新設を目指しています。  JALPS機構長で信州大学山岳科学研究所長の加藤正人(まさと)教授は、「各大学が連携し研究を継続していきたい」と話しました。  信州大学の山沢清人学長は、「中部山岳は日本の気候変動や環境変化に対して大きな要素を持っている。これらの研究は地域にも必要な知識だと確信している」と話しました。

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