宮城県の海苔養殖場で使われていた網でイルミネーション
伊那商工会議所青年部は、東日本大震災の復興支援の機運の維持・向上を目的に、宮城県の海苔の養殖場で使われていた網を取り入れたイルミネーションを、いなっせ北側に設置しました。 20日は、オープニングイベントが開かれ、カウントダウンに合わせてイルミネーションが点灯しました。 企画した青年部の商工業委員会では、先月29日に被災地の宮城県東松島市にある大曲浜に行き、イベントで集めた義援金を手渡した他、海苔の漁を体験しました。 仙台湾沿岸に位置する東松島市は、津波で死者千人以上、住宅の7割近くが全半壊する被害を受けています。 海苔の養殖が盛んな大曲浜も大きな被害を受けたということですが、去年から収穫を再開しているということです。 メンバーらは、この漁で使用される網を活用して復興支援活動につなげていこうと、網を譲り受けこのイルミネーションを企画しました。 1枚縦18メートル、横1.8メートルの網は、津波に飲まれ泥の中から発見されたもので、10枚を繋ぎ合わせて赤く染め、LEDの照明で赤や青、緑色にライトアップされています。 会場では他に、ピンクと白のLEDおよそ2万個を使ったイルミネーションも設置されました。 網を使ったイルミネーションは今月27日までですが、イルミネーションは来年1月17日まで設置されるということです。