今年度米白毛もちの販売開始
上伊那農民組合産直センターは11月から、今年収穫した古代米を使った「白毛餅」の販売を開始した。
商品化して8年目となる今年は、約750俵のもち米を20人の生産者が収穫。消費者からは「白毛もちを食べたらほかの餅は食べられなくなった」「小さいころ食べた懐かしい味がする」などの反響があるという。
戦前・戦後のこの辺りの農家は、普通に白毛餅を自家用栽培していたが、収量の少なさや作りづらさから栽培農家が激減し、一時絶滅の危機にも瀕(ひん)した。しかし同組合の努力もあり、その味が現在へと引き継がれている。こくのある旨み、強い粘りと伸び、香りの良さが特徴で、原種に近い白毛餅だからこそ実現できる味だという。
上伊那農民組合産直センターの竹上一彦代表は「上伊那の名物は多々あるが、白毛餅は昔から受け継がれてきた地元の味。地元の特産をぜひ味わってほしい」と話している。
白毛餅・白毛もち米を購入できる販売店は、ニシザワ各店、キラヤ各店、JA上伊那Aコープ各店、グリーンファーム、みはらしファームとれたて市場、駒ケ根高原直売所、駒ケ根ファーム、中央道小黒SAイーナちゃんプラザ、大原農園、伴野商店、かんてんぱぱガーデン
問い合わせ・注文は上伊那農民組合産直センター(TEL73・0785)へ。